昔のヤクザと現代のヤクザの違い。任侠道はどこへ!?
昔のヤクザと現代のヤクザは全然違うとよく言われます。
時代の流れと共にヤクザも変化し、以前のような任侠道を重んじる現役ヤクザは数少なく今では年配の方ぐらいです。
現代のヤクザは、暴力団と言われるように暴力や脅迫、違法行為で資金を集め、組織を拡大させています。
昔のヤクザは弱い者に手を差し伸べ、一般市民に手を出す事はありませんでした。今のヤクザは相手が一般市民の堅気でも、お金が取れると思えばあの手この手で搾り取る事しか考えていません。
変わりゆく世界、ヤクザの世界も今後変わっていくのでしょう。
目次
昔のヤクザとは!?ヤクザの原点
ヤクザは時代と共に変化してきましたが、原点は3つに分類されています。
①的屋
祭りやイベント事で露店販売を行ってきた露天商の事ですが、今の的屋が全てヤクザ(現代の暴力団)というわけではありません。
指定暴力団などと違い、的屋組織は小規模な組織が大半です。
また、的屋の歴史はとても古く、はるか昔から的屋組織は存在しております。
②博徒
博打で稼ぎ生計を立てていた者達が博徒の始まりと言われております。
江戸時代、農村部や都市に住むことができない人や、住居の無い無宿人が博打で稼ぎ組織を形成
していきました。
③愚連隊
第二次世界大戦後の混乱時に暴れていた集団。
当時、国家組織も警察も機能せずその混乱時に組織化されたものです。
現代のヤクザとは
現在のヤクザは、暴力団と言われ暴力団対策法で行動や行為が厳しく制限されています。
その中で、資金調達の為に一般人を含め違法行為によって資金を得ており、昔のヤクザの様に弱きを助けるなどという任侠道は、忘れ去られているのです。
大きく組織化された現代のヤクザは、毎月の上納金も多く、お金が全てと言っても過言ではありません。
しのぎが厳しくなる中、お金を稼ぐヤクザもいればお金がなく生活保護を受けるヤクザもいる時代です。
昔のヤクザが変わったように現代ヤクザも変わる
この先10年20年と時がたてば、現代のヤクザの姿も変わるであろう。
暴対法が厳しくなり、資金調達や誓約が厳しくなれば組織の解散、壊滅も増えてくるだろう。
その中で、違法行為を繰り返し凶悪化していく組織もあることでしょう。
ヤクザ、暴力団は今後もなくなる事はないでしょうが、昔のヤクザの様に任侠道を貫く本来のヤクザの姿に戻る時代もあるのかもしれません。