国の貸付制度を悪用した詐欺事件で、大阪府警は24日、山口組の傘下組織の事務所を捜索しました。
家宅捜索は「平井一家」の組員、久保貴久磨容疑者(40)と榎本和展容疑者(46)が詐欺の疑いで逮捕されたことを受けて行われました。
警察によると2人は、新型コロナの影響で生活が困窮した世帯を支援する国の貸付制度を悪用し、暴力団組員であることを隠して155万円以上をだまし取った疑いが持たれています。
警察の調べに対し久保容疑者は容疑を否認し、榎本容疑者は黙秘しているということで、警察が事件の詳しい経緯を調べています。