男性の顔を灰皿で20回以上殴り現金を脅し取ろうとしたあと、建物に監禁した疑いで山口組系暴力団幹部の男を逮捕
新潟県警・柏崎警察署などの合同捜査班は9日、知人男性の顔を灰皿で20回以上殴り現金を脅し取ろうとしたあと、建物に監禁した疑いで山口組系暴力団幹部の男を逮捕しました。
傷害と恐喝未遂それに逮捕監禁の疑いで逮捕されたのは住居不定・六代目山口組系暴力団幹部の五十嵐英一容疑者50歳です。
五十嵐容疑者は去年12月2日、新潟県柏崎市内の飲食店で知人の20代男性に馬乗りになり、灰皿で20回以上殴ったうえ、さらに数回足蹴りして顔面打撲など全治3週間程度のけがを負わせました。
また同じ飲食店で男性に「チケットキャンセル代5万円払え」、「金どうにかしろ」などと脅して現金を脅し取ろうとして未遂に終わったほか、その後、日付が変わった3日には男性を車に乗せて柏崎市内の自らが関係する建物に連行。
「どこにも行くんじゃねえぞ」などと脅して監禁した以上3つの疑いが持たれています。
なお、監禁にあたっては同じく六代目山口組系暴力団員の深井健一容疑者40歳も五十嵐容疑者と共謀して監禁したとして9日、逮捕されました。
五十嵐容疑者は格闘技のチケットを売りつけようとしていたとみられるということです。
警察は「共犯事件のため捜査に支障が出る」として2人の認否を明らかにしていません。
一連の事件は男性から依頼を受けたコンビニ店員が110番通報をして捜査が始まりました。
警察は事件のいきさつや五十嵐容疑者の動機などについて捜査を進める方針です。