ヤクザの葬儀は出来ない!?暴対法の矛盾と死んだヤクザの最後
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ヤクザの葬儀は出来ない!?暴対法の矛盾と死んだヤクザの最後
どんなに真面目で健康だった人も、犯罪者や有名人、そしてヤクザもいつかは必ず死ぬ。
人として生まれてきたからには誰もが経験する事。
ヤクザも死ねば火葬されお墓に入る。
普通の堅気の人なら何も問題はない。普通に葬儀屋に連絡し葬儀を進めていってもらうだけ。
しかし、ヤクザの葬儀は大変。
暴排条例が施行され、ヤクザの葬儀を行うと葬儀屋は罰せられるのです。
でも、葬儀屋としては電話を受け、葬儀の準備を進めていきます。
無くなった方は『暴力団ですか?ヤクザですか??』なんて聞けませんし、聞きませんよね?
もし、ヤクザだったとしても、『はい。ヤクザです。』って言う訳もありません。
実際は、葬儀の準備を進めて仏様を目の前にして初めて分かります。
仏様の背中に観音様や別の仏様が描かれてる。
あれ?事故死じゃなのに小指が無い。。。
もうこうなってしまったら、葬儀屋も断るに断れない状態です。
焼いてしまえば分からない。とばかりに進めていく事でしょう。
ヤクザの葬儀は家族葬
ヤクザの葬儀は近親者だけで行う家族葬が一般的です。
大組織の親分さんとなれば別でしょうが、組葬は今の時代、難しいです。
ごく一般的な葬式を行い、最後を迎えるのです。
家族や子供なども、ヤクザがぞろぞろ参列する葬儀はあまり望まない事でしょう。
昔の組長の葬儀は大金が動く
今は法律が厳しくなり、ヤクザの葬儀は大々的に行われる事は少なくなった。
しかし、昔は今とは違う。
一般人が見る事は無いような豪華な葬儀が行われていた。
もちろん、葬儀となれば多額のお金が動く。
参列者の人数×香典の額
中には、棺桶の中に大金が入れられたりしたという。
今では考えられない光景だ。
暴対法の矛盾?ヤクザの葬儀が違法なら遺体はどうすんの?
ヤクザが死んでも葬儀屋は仕事を受ける事が出来ない。
暴対法、暴排条例などで、例利益供与が禁止されている。
ヤクザと分かっていれば、仕事は受けないだろうが、実際は遺体を見るまで分からない。
『この方、ヤクザですね。当社では葬儀を行う事は出来ません。』と言える葬儀屋は少ないと思う。
また、全ての葬儀屋が断るとどうなのか?
ヤクザは仏様になっても、ゆっくり眠りにつく事が出来ない。
人生の最後ぐらい、と思いますが、今の法律はこのようになっている。