
特定危険指定暴力団工藤會は壊滅するのか?工藤会の現在
福岡県北九州市に本部を置く、工藤会は全国で唯一の特定危険指定暴力団です。
一般市民にも手を出す組織と知られ、今最も危険な武闘派組織です。
工藤會を壊滅させる為に2014年から始まった「頂上作戦」ですが、工藤會幹部を次々と逮捕し、挙句に野村悟総裁を所得税法違反で逮捕し、懲役3年、罰金8000万円の実刑判決が言い渡されました。
警察も本気で工藤會を壊滅させる為、些細な事でも工藤會という事だけで逮捕しているようです。
目次
経費削減を行う工藤會
資金難が騒がれる暴力団ですが、工藤會も細かく経費削減に取り組んでいたようです。
一般の会社でも行うような小さな削減や、暴力団ならではの経費を削減しているようです。
●供花を削減
●本家食費の50万円がなくなり、代わりに部屋住み経費10万円を計上
●本家の家政婦の家賃を削減
●会館の掃除代を削減
●事務局の事務室の蛍光灯10本のうち7本を抜く
●本家携帯、駐車場携帯、事務局転送携帯のプラン変更
●会館の駐車場側のブレーカーを落とす
●会館の電話は本部1本以外を停止
●高級外車から軽自動車、ハイブリッド車に乗り換え
上記のような経費削減を行っていたようで、みかじめ料を取る事が難しくなり上納金が減ってきている事が伺えます。
シノギが苦しくなり離脱する工藤會構成員
暴対法や条例が厳しくなり、シノギが苦しくなっているのは構成員達です。
年々工藤會から離脱する者が増えているというデータが公開されています。
これまで、飲食店などからのみかじめ料を取っていたが、みかじめ料を支払う店側も罰則があり、簡単にはみかじめ料を払ってもらえない。
いろいろな名目で、店側からお金を徴収しようとして、どんどん過激になっていったようだ。
金額が上がったり、過激な徴収を行えば、やはり店側も「頂上作戦」に賛同するしかなくなる。
この悪循環が続き、工藤會の資金が減っていき、構成員の離脱も増えているようだ。
まさに、警察の作戦通りと言っていいだろう。
工藤會はこのままでは破滅する!?
資金が少ない組織は、組織を継続する事が難しくなる。
下の組織からの上納金を増やせば、反発する組織も出てくるだろう。
上納金を納める為、これまで以上に過激な事をすれば当然逮捕者も増える。
構成員が逮捕されたり、離脱すればシノギも減る。
工藤會の現在の状況が続けば、破滅する可能性もあり得るが、そう簡単には破滅しないと考えている。
あの手この手で法の網の目をくぐり抜け、新しいシノギを考え続けている暴力団が簡単には破滅しないと思う。
組織が少し縮小する事はあっても、完全に破滅する事は無いだろう。
むしろ、今よりもっと水面下に潜り、組織は生き続けるだろう。
工藤會の現在
幹部の離脱者も出てきている工藤會ですが、警察からの取り締まりから逃れる為の偽装離脱の可能性も考えられます。
暴力団という事で、様々な制約があり活動がしづらくなる為、暴力団を離脱し、表向きはカタギとして生活し、水面下では暴力団と変わらない生活を送る者も多いようです。
しかし、暴力団を離脱しても、数年間は銀行や携帯、賃貸マンションなど様々な契約を行う事は出来ません。