山口組ナンバー2の高山清司若頭ついに出所
目次
高山清司若頭ついに出所
2019年10月18日午前5時50分過ぎ、黒いワゴン車に乗り、高山若頭は出所しました。
およそ5年ぶりの出所となります。
恐喝罪で服役していた高山若頭を乗せた黒いワゴン車は、東京府中刑務所を出て午前7時ごろにJR品川駅に到着し、高山若頭の出身母体である指定暴力団山口組の二次団体、弘道会の本部事務所があるJR名古屋駅向かった。
高山若頭は首にコルセットを巻き杖をついて、複数の組員に囲まれながら移動していた。
また、周囲には刑務所の飯が不味くて痩せたと話していたそうです。
弘道会のある名古屋へは、山口組組長の司忍組長も駆けつけ、久しぶりの再会に司忍こと篠田建市組長は元気だったかと声をかけたといいます。
弘道会本部のある名古屋駅には防弾チョッキを着た警察官が厳重な警戒にあたっていた。
高山清司若頭は何をした
高山若頭は京都市の男性から現金約4000万円のみかじめ料を脅し取ったとして逮捕され、その後懲役6年の実刑判決が確定し2014年6月に東京府中刑務所に収監された。
高山清司若頭出所に伴い周りの影響
山口組の勢力拡大を支えてきた高山若頭が収監され、その間に不満を抱えた幹部らが山口組を離れ3団体に分裂し対立してきた。
現在山口組は神戸山口組、任侠山口組の3つに分裂しており対立が強まっており、山口組分裂によって抗争事件が多発している。
2019年10月10日には、神戸山口組の中核団体、山健組の事務所前で組員2人が銃撃され死亡する事件もあり、兵庫県警では双方の関連施設合わせて11か所の使用を禁じている。
また、抗争事件がおこり愛知県警は弘道会本部などの事務所5ヵ所の使用を制限しており、組織内での影響力を持つ高山若頭の出所により抗争が拡大する可能性もあるとみて警戒を強めている。
高山清司若頭の今後の動き
高山は刑務所の中でとにかく『山口組を一つにするんだ』と言っていたらしい。
山口組を一つにすると3つに分かれた山口組が一つになる方向に向かうのは間違いない。
しかし、それが話し合いなのか、抗争による力なのかそれは今は分からない。
山口組分裂に伴う対立抗争が激化する事が予想され、本部事務所などの使用を制限する仮命令を出すなど警戒を強めている。